要領不足

twitterに書いてることを長文にしたようなブログです。ほぼ自分用のメモ書きで、人に読ませる文章になっていないことが大半だと思います。すみません。

グラブルストイベ感想 2023.4(ネタバレあり)

グランブルファンタジーのストイベに関して、ちょろっと感想を書きたくなることがあるのでメモ書き程度に。

 

今回は2023.4月のストイベ『威風DoDoダンディズム』の感想。

 

 

『とりまトッポブで』のメンバーが主役ということで基本はトッポブ系列のイベント。続編だとゲストキャラを迎えてローアイン、トモイ、エルセムが妄想を交えつつ話を進めていく流れ。

今回はトモイにスポットライトを当てての進行。想い人のために自分を磨くにはどうすればいいかというのを妄想と現実を交えて描かれている。

 

 

 

感想としては、けっこう好きな話だった。今までのトッポブは、妄想話のギャグ要素を前面に出しながら進めていた。その中で3人はグラン君達と比べると戦力的には非力ではあるが、憎めない愛嬌の良さがあり、ゲストも引き立てるような魅力があるというコミカル寄りの話。(うろ覚え)

 

今回はいつもの妄想はありつつも、自分の理想像を色々模索(妄想)して現実でも挑戦していくという形で少し違うテイストだった。模索する中でメインストーリー以外のキャラが色々出てくるのは『ノーレイン・ノーレインボー』の感じと似ているかもしれない。

 

最終的には、都合よく成長できるはずもなく非力なままでありつつも、友情を感じる中でこれからも自分を磨くために頑張っていこうという話で終わる。

 

スペックが高くどんどん成長していくキャラがいる中で、こういう非力なキャラを取り上げるというのはよくある話。試行錯誤するものの上手くいかないというのは現実的ではあるけど、ただ描くだけでは単調になりがち。そこを色んなキャラを出しつつ妄想でストーリーを盛り上げつつというのは流石だなーと感じた。

 

また都合よく成長できなかったものの、終盤で筋トレというわかりやすい地道な努力の典型例を見せて、これからの標を仄めかすのも良かった。こういった気付きも成長の一つになっているし、メッセージ性も持たせられる。単に友情パワーでこれからもめげずに頑張るぞ!では味気ないので。

 

しかもこの筋トレという要素を、過去の『トッポブ』作品で出てきたティターンのネタを擦りつつ長めの妄想の中で展開しているのが続編らしさも出ててよかった。天丼要素。

 

ただこれが少し難しいところで、こういったところで『トッポブ』要素を出した結果、初見だとよくわからない話なっていた可能性はあるかもしれない。

 

後イングウェイ再登場の時がけっこうあっさりだったり、最後もコルワ込みのいつメンで駆け抜けちゃったのも原因かもしれない。今までだとヴィーラとかカタリナとかスーテラとかがオチを手伝ってくれたので、その分今回は話の結びが友情パワー!に見えてしまうのかも。

 

かと言ってフーちゃんを持ってくるのかといわれるとそうではないし、成長してないのも事実なので、ギャグ交えながら筋トレやるかー的なわかりやすい感じでもよかったかもしれない。妄想でちょっとしか出てこなかったフィリオトを上手く交えながらやるのも面白かったかも。

 

こういう(周りと比較すると)凡庸で、うまくいかないながらも色々なキャラの魅力を引き出しつつちょっとだけ成長するという話は好物なのでこれからも期待したい。特に今回は難しいところはあったものの、『トッポブ』要素と合わせて描いてるところが個人的にはかなり評価の高いストイベだった。

 

ex)『トッポブ』で所々にある、1人が無礼なことをして他が訂正し謝罪するみたいな読者ダイレクトアタックもけっこう好き。今回だと知り合いでも敬意をもってしっかり依頼料は払いましょうってやつかな。